母乳にわかめは良いんですか?

母乳にわかめは良いんですか?
[su_box title=”Q.母乳にわかめは良いんですか?” box_color=”#fd7e89″]のり、こんぶ、もずくなども積極的に取ろうかと思いますが、ヒジキはダメなんですよね?[/su_box]

産後の体力回復や質のよい母乳を出すために、海藻類は積極的に摂りたい食品のひとつです。
特にわかめは産後の体によい食物として、韓国では産後一ヵ月の間毎日食されているという話も聞きます。
わかめ以外の海藻類も、バランスよく毎日の食事に取り入れたいところですが、ヒジキに関してはためらいがあるのもうなずけます。
なぜなら、ヒジキには毒性のあるヒ素が含まれているからです。
ではヒジキは本当に危険なのでしょうか。
母乳に対するわかめの効果と、ヒジキの危険性についてまとめました。

わかめ含まれるミネラルの効果

わかめには海のミネラルが豊富に含まれています。
ミネラルは人の体に必要不可欠な栄養素ですが、人体で合成することができない為、食品から摂らなければなりません。
そのミネラルのうちカルシウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウムなどが、わかめの中にバランスよく含まれています。
特にカルシウムは骨を丈夫にするので、母乳を通して赤ちゃんに沢山届けたい栄養素です。
そして、母乳に取られて不足してしまう母体に対しても、十分な量を補ってあげたい成分です。
わかめはカルシウムの吸収を助けるリンも含んでいるので、効率よくカルシウムを体内に取り入れてくれる、産後の体に嬉しい食物です。

実はスゴい、わかめのヨウ素

実はスゴいわかめのヨウ素
わかめには、「ヨウ素」という成分も含まれています。
ヨウ素は甲状腺ホルモンの生成に必要とされ、心臓や血液の動き、新陳代謝を正常に保つという役割を担っている栄養素です。
このヨウ素の働きによって血液はサラサラになります。
母乳は白い血液と言われるぐらい血液から作られているので、血液の状態が良くなることで母乳の質も良くなり、分泌もスムーズになります。
さらに、新陳代謝がよくなることによって産後の疲れた体の回復も早まります。
カルシウムとヨウ素はどちらにも精神を安定させる効果もあるので、産後の不安定なメンタルを落ち着かせてくれるかも知れません。

海藻類には食物繊維がたっぷり

わかめをはじめ、海藻類には水溶性の食物繊維が豊富に含まれています。
産後は、会陰の損傷や筋肉痛、関節痛などから腹圧をかけづらくなってしまいます。
そのような状態の時に便秘になるのは避けたいものです。
母乳の分泌にストレスは大敵ですので、食物繊維をたくさん摂り、スムーズな排便を心がけしましょう。

ヒジキは本当に危険で有害なのか?

ヒジキは本当に危険で有害なのか
ヒジキというと低カロリーで栄養価の高い海藻類というイメージがありますが、そのヒジキに毒性のあるヒ素が含まれているとなれば、我が子に母乳を与える立場の母親であれば戸惑うのは当然でしょう。
ヒ素には有機ヒ素と無機ヒ素があり、毒性を多く持つのは無機ヒ素と言われています。

結論から言うと、常識的な量と頻度であればヒジキを食べても問題ありません。
厚生労働省によると、ヒジキの無機ヒ素によって健康被害が出るのは、体重50キロの人の大人が毎日4.7グラム以上の乾燥ヒジキを毎日摂り続けた場合とされています。
一方、日本人の平均的な一日の摂取量は0.6~9グラム程度と言われています。
水で戻して調理することが多いヒジキは、沢山摂っているようでも乾燥した状態で計量すると意外と少ないようです。

無機ヒ素は調理過程で除去できる?

適正な量を守れば危険性のないヒジキですが、出来る限りヒ素を取り除きたいと思いますよね。
実はヒ素は水溶性なので、調理過程である程度除去することが可能なのです。
水に一時間以上浸すと含まれているヒ素の半分以上が溶け出し、その後5分程茹でて水洗いするだけで更にヒ素と取り除けると言われているのです。
普段の調理よりも長めに浸すことになりますが、それで毒が抜けるのであればやらない手はないでしょう。
更に嬉しいのは、ヒ素は溶け出しても鉄分や食物繊維、カルシウムなどの栄養素の大半はそのまま残っているということです。
注意点としては、ヒジキを戻した水は溶け出したヒ素が含まれているので料理に使うべきではないということぐらいです。

授乳中は、海藻類をたっぷり摂ろう

わかめを含む海藻類には、母乳と母体にとって大切な栄養素が豊富に含まれています。
ヒジキも適正量の範囲内であればむしろ積極的に摂りたい食物です。
「過ぎたるは及ばざるが如し」という言葉があるように、いくら「良いから」と言っても、そればかり大量に摂れば良いとは限りません。
わかめもヒジキも他の食品と併せてバランスよく摂ることが、母乳の質を高めてくれることに繋がります。
そして、よい母乳を出す為には、母体が心身ともに健康であることが大切です。
赤ちゃんがいると自分の事は後回しにしてしまいがちですが、体に良いものを摂り、自分の事を大切にしてあげて下さい。

kadoyan

神奈川県・46歳・女性

We will be happy to hear your thoughts

      Leave a reply