母乳育児中にコーラを飲んでしまいました。

母乳 コーラ
[su_box title=”Q.母乳育児中にコーラを飲んでしまいました。” box_color=”#fd7e89″]問題ないでしょうか?
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妊娠期間から授乳期間にはアルコールは勿論ですが、
カフェインの摂取しすぎにも注意しましょう。


ということがよく言われます。
しかし、その詳細な科学的根拠はどの程度のものであるかを知らないまま、イメージばかりが先行しており、不安をあおっているのは否めません。では実際にコーラにはどの程度のカフェインが含まれているのかを考えてみましょう。一般的なペットボトルだと500mlですが他の飲み物との比較で100ml当たりのカフェインは10mg。同様に、ドリップコーヒーは90mg、玉露なら120mg、紅茶やココアで30mgというように、危険視してイメージしているよりも意外にも低レベルであることがよくわかります。よって、コーラの後に一生懸命水を飲んで排尿、カフェインを体外排出すればよいというものでもなく、そもそもそれほど母乳に影響を及ぼすようなものではないのです。

母乳育児中にコーラを飲むことの本当の危険とは。

母乳育児中にコーラを飲むことの本当の危険とは
では、母乳育児期間中にコーラを飲むことの、本当の危険とはどんなものなのか、ということですが。コーラの成分で、より一層気をつけなければならないのは「砂糖」なのです。一般的に、成人の1日あたりの糖分摂取量は砂糖小さじ6杯程度(25g)までにするべきだとするガイドラインがあります。それに比べコカコーラ1缶(350ml)の砂糖の量は35グラムと言われており、これを一本飲むだけであっという間に超過してしまっていることがわかります。今一般的に販売されているコーラは500mlのペットボトルが多く、これ以上の砂糖を含有していることは直感的にわかるでしょう。これは授乳期間のカロリーの摂りすぎだけでなく、糖尿病などの生活習慣病といった長期的な問題にも発展する可能性が出てきます。また、その摂取カロリーをセーブするために近年よくある人工甘味料を使用したカロリーオフタイプのコーラや炭酸飲料もありますが、そういった人工甘味料であっても、糖尿病などに影響する可能性があることが学術的に解析されつつあり、いずれも飲み過ぎは良くないとされているのです。つまり、継続的で長期にわたるコーラの摂取は、母乳を通して起こるだろう赤ちゃんへの影響よりも、カフェインだけでない様々な影響がお母さんの身体に起こるのだということを知ることが大切なのです。

もう一つある、糖分が引き起こす『危険』とは

コーラだけでなく、多量の糖分を含む飲料を継続的に飲むことで引き起こされる、もう一つの深刻な影響があります。妊娠期間から授乳期間にかけては、お母さんの体は赤ちゃんのために激変しているのです。お腹にいるころには赤ちゃんの骨や筋肉を作るために自分の体の中のカルシウムやタンパク質をどんどん送りこみ、自分の骨や肌、髪はボロボロになっていることを理解しましょう。さらに、母乳を吸われることで、まだまだそれは継続しているのです。そこで目に見えて危険な状態になっているのが『歯』です。妊娠以前に比べて含有しているカルシウムが減り、もろくなっています。さらに育児に追われて歯磨きも適当になったり、寝不足で夕食後の歯磨きもろくにできないまま寝落ちしてぐっすり眠ってしまうということも少なくないでしょう。そんな状態で、糖分たっぷりのコーラを飲み、少量でも口の中に長時間濃厚な砂糖があることは、歯のエナメル質に大きなダメージを与えるのです。小さなお子さんがいる間はお母さんが歯医者に通院することも難しく、虫歯になったり、悪化しやすい状態は暫く続いてしまうのです。

それでも『コーラが好き』なのは、悪いことじゃない

もう一つある、糖分が引き起こす『危険』とは
そういった事情をきちんと理解したうえで、それでも『コーラが好き』というのは、悪いことではありません。だれでもそれぞれに嗜好品はありますし、母乳を通して直接赤ちゃんの健康に影響のあるアルコールとは違って、絶大な害があるわけではないからです。コーラを飲むことでリラックスし、ストレスを解消してにこやかに赤ちゃんと向き合っていけるなら、それはお母さんにとって大切なことなのです。よって、コーラを飲み過ぎないこと、そして飲んだら早めに歯磨きをする、それが間に合わないならミネラルウォーターや無糖のお茶で口を漱ぐだけでも構いません。そうした小さなケアと、自分に対する気遣いで、母乳育児期間が終わった後にもトラブルのない白い歯が保てるのです。

桜華

埼玉県・50歳・女性
息子が二人いて、ちょうど一年半違いで生まれました。一人目の母乳育児中に二人目を妊娠、出産、その後二年以上の授乳を経験しました。二人とも哺乳瓶を受け付けてくれず、母乳オンリーでしたので、家族に預けることもできず大変でした。しかし、今まででもっとも濃密に親子で過ごした時間は、彼らが成長した今となってはそれも家族にとって良い思い出、宝ものです。今もう一度同じことができるのなら、もっとうまく対応してあげられるのに、と思ってしまいます。

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