母乳育児中に栄養ドリンクは飲んで良いでしょうか?

母乳育児中に栄養ドリンク

[su_box title=”Q.母乳育児中に栄養ドリンクは飲んで良いでしょうか?” box_color=”#fd7e89″]先日、子育ての疲れなのかフラフラして片頭痛がひどく、ついついコンビニで買って飲んでしまいました。商品には「妊娠、授乳期の栄養補給に」と書かれていましたので、そこまで気にすることも無いのでしょうか?[/su_box]

お疲れ様です。
睡眠不足や授乳の疲れは本当にしんどいものです。
そんな時に手軽に「疲労回復」、そして「体力の維持」ができるのだとしたら、それは飲んでみたくもなります。
そもそも栄養ドリンクとはどんなもののことを示しているのか、それをまず考えてみましょう。

栄養ドリンクとはどんなもの?

栄養ドリンクとはどんなもの
栄養ドリンクとは、主にビタミン類アミノ酸、滋養強壮に効果のあるとされる生薬や漢方薬のエキスなどを配合した飲み物です。テレビのCMなどでも何十種類という栄養ドリンクのラインナップがあり、それはそのままドラッグストアやコンビニの棚に並んでいます。
しかし、その中には様々な成分が配合されており、その原材料によって『第2類医薬品』、『第3類医薬品』、『医薬部外品』、そして清涼飲料水などに分類されているのです。
ドリンクのボトルや外箱の成分表示や効能を示した説明書きに「産前産後の滋養強壮」「妊娠中授乳期の滋養強壮」と表記されているものであれば、母乳育児をしている時期であっても飲んで大丈夫です。
ただ、中には妊娠中や授乳中の服用を禁止する説明書きのものもありますので、必ず説明書きを確認のうえで、検診などの時に産婦人科の医師・看護師・助産師などのプロに相談してみるのも良いかもしれません。

栄養ドリンクに含有されていて、気をつけなければならない成分とは

気をつけなければならない成分
栄養ドリンクの成分表示を見るとアルコールが含まれているものが多いです。主に、気分を上げるためのものであったり、漢方系の成分を配合するために用いられるようですが、配合されている量は微々たるもので、特に母乳や産後の身体に悪影響を及ぼす、というわけではありません。
ただし、栄養ドリンクを探すときには成分表示や説明書きを丁寧に読んで出来るだけ避け、また、一日に摂取量しても大丈夫な量を把握してから飲みましょう。
さらにアルコール同様に注意を要するのがカフェインです。
多くの栄養ドリンクには1本につき50mg程度のカフェインが含まれています。
カフェインはコーヒー一杯当たり140mg、緑茶(玉露)一杯当たり150mgという具合に日常に口にするカフェインが含まれていますが、妊娠したら控えるように、という指導がされています。これは、カフェインを大量に摂取することで健康に影響が出るということは昔から知られている一般常識ですが、それは胎児、そして赤ちゃんへと移行して影響が出てきてしまうのです。

カフェインの作用とは

ちょうど授乳期にあたる1歳未満の赤ちゃんの身体はカフェインの代謝能力が極端に低いため、ママがカフェインの含まれる栄養ドリンクをたくさん飲めば、成長のために多くの睡眠や休息を必要とする赤ちゃんの健康に影響が出てくることは必至です。赤ちゃんのためにも、ママは栄養ドリンクを必要以上に摂りすぎないよう注意が必要だといえます。
栄養ドリンクにカフェインが含まれるのは、興奮作用があるからなのです。
眠気を覚まして、一瞬「元気になった」かのような気分にさせてくれる、そしてあとちょっと頑張れる、そんな気持ちにしてくれる、そのための主成分なのです。
本来、疲労回復や滋養強壮に効果がある成分はビタミンやアミノ酸類なのですが、体内に取り込んだとしても、吸収されて効果を発揮するまでにはかなり時間がかかり、即効性は望めません。よって、飲んですぐに感じる「元気になったような気分」はこうしたアルコールやカフェインによるものの可能性が高いのです。

栄養ドリンク以外で代用できるもの

例えば錠剤のビタミン剤や、妊産婦・授乳期間でも服用できるように調整されたサプリメントなどは、用法容量を守れば安心して飲めるものです。
液体でアルコールやカフェインが配合されて心配な場合には、こうした錠剤やカプセルのものを定期的に摂取することで疲労回復を図ることが大切です。

また、疲労回復に効くというものであれば、お酢系のサワードリンクや、昔ながらの麹の甘酒などが美味しくて、安心して飲めるとしてこの数年ブームになっています。
しかし、前述のとおり、妊産婦・授乳期間でも大丈夫と説明書や効能に書かれているものであれば、その摂取量を守ることで安全に服用できるので、それほど神経質になることはないのかもしれません。上手に活用して、例えばぐっすり眠れるようなものや、足りない栄養素を補ってくれるようなものであれば、プロに相談してみても良いでしょう。
なぜなら。お母さんが元気で笑顔になれることが、このしんどい時期にはとても大切だからです。

桜華

埼玉県・50歳・女性
息子が二人いて、ちょうど一年半違いで生まれました。一人目の母乳育児中に二人目を妊娠、出産、その後二年以上の授乳を経験しました。二人とも哺乳瓶を受け付けてくれず、母乳オンリーでしたので、家族に預けることもできず大変でした。しかし、今まででもっとも濃密に親子で過ごした時間は、彼らが成長した今となってはそれも家族にとって良い思い出、宝ものです。今もう一度同じことができるのなら、もっとうまく対応してあげられるのに、と思ってしまいます。

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