母乳は血液なのに、なぜ白いのですか?

母乳は血液なのに、なぜ白い

Q.母乳は血液なのに、なぜ白いのですか?
赤血球が混ざっていないとするのなら、白血球だけで出来ているのでしょうか?詳しい方、教えてください。

赤ちゃんが生まれると、お母さんのおっぱいからは母乳が出るようになります。まさに人体の神秘ですよね。母乳が何からできるかというと、お母さんの「血液」です。どうして真っ赤な血液が白い母乳に変わるのでしょうか? そのメカニズムなどについて紹介したいと思います。

血液が白い母乳に変わるメカニズムは?

血液が白い母乳に変わるメカニズム
まず先にお伝えした通り、母乳の原料はお母さんの血液です。赤ちゃんを出産すると、「プロラクチン」というホルモンがたくさん分泌され、乳房にどんどん血液が流れ込むようになります。お母さんの乳房には細かい毛細血管が張り巡らされており、血液はその毛細血管を通して乳腺組織の一番奥にある乳腺房へと送られます。そして乳腺房で血液は母乳に変わり、赤ちゃんの口へと運ばれていくのです。
この乳腺組織を通っていく過程で、母乳は血液の赤い色から白い色に変わっていきます。
そもそも血液が赤い色をしているのは、血液中に含まれる赤血球が赤い色をしているからですよね。この赤血球は血液が乳腺を通っていく途中で濾過されて取りのぞかれるため、母乳は白い色になるのです。

母乳の成分は?

では母乳に赤血球が混じっていないとするなら、白血球のみで出来ているのでしょうか?母乳は白血球のみではなく、血液中のタンパク質などの栄養素も母乳に取り込まれるようになります。そこに乳腺細胞が作る乳脂肪などの成分を加えて母乳が生成されるので、母乳は白血球のみでなくいろいろな成分が含まれているのです。

では、母乳の中にはどういった栄養素が含まれるのでしょうか?母乳に含まれる豊富な栄養素の中でも主な成分を見ていきたいと思います。

POINT !

  1. タンパク質
  2. 赤ちゃんが生まれてすぐにあげる初乳のタンパク質には、様々な免疫効果の期待できる成分が含まれおり、赤ちゃんの感染症やアレルギーの予防になると言われています。

  3. 脂肪
  4. 脂肪と言うと肥満のもとのように聞こえますが、脂肪はエネルギーの源であり赤ちゃんの健全な発育に欠かせない成分です。

  5. ミネラル
  6. このミネラルとは、カルシウムやカリウムなどの成分です。カルシウムはご存知のとおり、骨や歯を丈夫にしてくれると同時に、臓器を強くする働きのある栄養素です。実は母乳の中に含まれるミネラルの成分は微量です。ミネラルは過剰に摂取すると内臓に負担を与えてしまうため、母乳には赤ちゃんにとってちょうどよい量のミネラルが含まれているのです。

  7. 乳糖
  8. 母乳に含まれる乳糖(にゅうとう)という成分は、みなさんも良く知る炭水化物です。この乳糖は先ほどのカルシウムなどのミネラルの吸収を助ける役割があります。

  9. ビタミン
  10. ビタミンは体の調子を整える大事な成分で様々な働きをしています。もちろん母乳にも含まれているのですが、脂溶性のビタミンKやビタミンDが不足することがあるそうです。産院からこのビタミンKを補うためのビタミンKシロップを、赤ちゃんに飲ませるように指導を受けることがあります。

良い母乳をあげるために

このように、母乳はお母さんの血液からできていて、赤ちゃんが元気に大きくなるために欠かせない栄養素がたくさん含まれています。母乳の質はお母さんの健康状態や、食生活と密接につながっているのです。
授乳中のお母さんは、二人分の栄養が必要になるため、とにかくお腹が空きます。授乳中は味覚が変わり甘いものが欲しくなりますが、糖分の取りすぎは乳腺がつまってしまい、乳腺炎を引き起こすことになりかねません。また、偏った食事は母乳の栄養に過不足がでてしまうので、バランスの取れた食事を心がけましょう。
授乳中に望ましいのは、油の使用量が少なく、出汁を利かせた塩分控えめの和食と言われています。これを機会に「料理の腕を上げよう」と頑張ってみると楽しめるかもしれませんね。
最後に、バランスの取れた食事は大事ですが、あまり神経質になったり我慢しすぎるとストレスが溜まってしまい、本末転倒です。甘いものや揚げ物などは食べ過ぎには注意して、少しずつ食べるようにしましょう。

ここっち

0才の男の子の子育て中の、33歳の主婦です。現在育児休暇中なので、毎日ずっと子供といられる時間を大切にしたいと思っています。育児休暇中の時間を活用し、知識を増やすための勉強や新しい分野へのチャレンジをしたいと思っています。広島県・33才・女性

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